昔から日本ではよもぎを日々の暮らしに取り入れていました。今回は、よもぎが健康や治療、生活の中でどのように使われてきたかについてお話しします。お楽しみに🌝
生命力に溢れた薬草
「ハーブの女王」とも呼ばれるよもぎは、水や肥料なしでも育ち、一年中枯れない生命力の高い植物です。日本人に親しみがある薬草で、草餅やよもぎ茶、入浴剤、草木染、お灸に使うもぐさなどに使われてきました。
万葉時代748年~邪気払い~
万葉集には大伴家持が菖蒲や「蓬(よもぎ)」を髪飾りにして酒盛りをしている様子を詠んだ歌があります。
これは菖蒲やよもぎの芳香が邪気を払うものとして5月5日の節句に屋根に葺いたり髪飾りにしていた風習が当時はあったみたいです。私もよもぎの香りは大好きです💛
平安時代~治療~
百人一首の藤原実方朝臣が読んだ歌「かくとだえにえやはいぶきのさしも草さしも知らじな燃ゆるおもひを」はご存じの方も多いのではないでしょうか?
これは燃えるような思いを、さしも草(もぐさ)が燃える様子にたとえた歌です。なんと、このお灸に使うもぐさもよもぎの葉裏の白い毛を集めて作られたものなんですよ。
江戸時代~蒸気浴~
皆さんはいつ頃お風呂が今のスタイル(浴槽でお湯につかる)になったのかご存じですか?
実は江戸時代までは蒸し風呂(蒸気浴)が主流だったそうです。
現在、広島県の鞆の浦にある仙酔島には、「江戸風呂」という洞窟蒸し風呂があり、よもぎやびわを焚き上げています。
よもぎ蒸しは1300年前の中国で楊貴妃が開発し、その後600~700年前に韓国に伝わったとされています。日本では仏教と共に伝わったとも言われていますが、それより以前から日本独特のよもぎの蒸し風呂が有ったのかも知れませんね。
このように、日本ではず~っと昔から現在に至るまで途切れることなく、邪気払いや病気の治療、リラックス効果を求めてよもぎを暮らしの中に取り入れてきました。
陽月出生の秘密~やいとの子~
実は、私は幼いころから母に「あんたは、やいと(お灸)をすえてできた子なんよ。だからやいとの子や」とよく言われていました。
母は一人目の子供(兄)を生んだ後、なかなか子宝に恵まれませんでした。
当時の不妊治療としてお灸が使われていたんですね。
もし、この世によもぎという植物が無ければ、私はここに存在していなかったかも知れません。よもぎには感謝しています。ありがとう💛よもぎ。
今回のよもぎの話はいかがでしたか?
これからもよもぎへの感謝の気持ちを胸によもぎブログを配信しますので、よろしくお願いいたします。
さて青蝶院は、年始5日から通常営業いたします。
青蝶院のよもぎ蒸しは漢方蒸しです。よもぎと7~12種類の薬草をミックスした4つのブレンドがあり、お好きなブレンドを選べます。
新年から、よもぎの香りと蒸気でリフレッシュしてはいかがでしょうか。ご来店をお待ちしていますね。良いお年をお迎えください。
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